ワンピースでは、なぜ麒麟に夢具現の能力があるの?
麒麟に夢具現の能力があるのはなぜ?
ワンピースに登場する、神の騎士団に所属の「キリンガム聖」は、「リュウリュウの実 幻獣種 モデル麒麟」の能力者。
そして、「リュウリュウの実 幻獣種 モデル麒麟」には「夢具現」の能力があり、劇中ではこんなことを行っていた。
・エルバフの子供を眠らせる ・エルバフの子供達の夢の中から、「MMA(むーま)」つまり「怖い」と頭に思い描いたものを具現化させる ・ソマーズが塩を思い浮かべた際に、眠らせて夢の中から塩を具現化させて取り出す |
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麒麟といえば、中国に伝わる伝説の生物で色々な言い伝えはあるけど、「夢」とか「眠り」に関連した能力があるのか調べても全くと言っていいほど出てこなかった。
にも拘らず、ワンピースで幻獣の麒麟が夢具現の能力を持ってるのはなぜか、予想をしてみた。
織田信長の花押
ワンピースにおいて、幻獣種の麒麟が夢具現の能力を持ってるのは、織田信長の花押である麟が由来なのかもしれない。
ちなみに、花押(かおう)というのは自分の名前を書き記す代わりに、印鑑みたいな感じで使用される記号の事。
今日は『花押藪(かおうそう)』から織田信長の花押をご紹介します。花押は現代でいうサインにあたるもので、実名を元に作られることが多いのですが、信長の花押は「麟」という字を元に作られています。同資料には公家・武家だけでなく、僧侶や連歌師の花押も収められています。https://t.co/4RRiUPwf9I pic.twitter.com/05BQoFRINS
— 国立公文書館 (@JPNatArchives) December 20, 2020
織田信長は、永禄8年(1565年)9月頃から「麟(りん)」の字を象った花押を文章に使用するようになってる。
そして、「麟」という字が用いられる「麒麟」という幻獣は、「良い政治が行われてる平和な世の中に現れる」とも言われていた。
だから、織田信長が「麟」の花押を使用するようになったのは、「平和を実現する」という願いを込めたからではないかと考えられてる。
「平和を実現する」と願うのは、ある意味「夢を見る」と言えるのかもしれないし、平和な世の中に現れると言われる麒麟も「平和を実現する夢」を具現化したと言えるかも。
そのため、ワンピースで麒麟に夢具現の能力があるのも、織田信長が「天下泰平の世を創る」という願いを込めて「麟」の花押を使ったのが由来なのかもしれない。
ちなみに、織田信長が「麟」の花押を使うようになったのは、足利義輝が命を落とした「永禄の変」が理由ではないかと言われてる。
夢占い
動物のキリンは、その首の長さから夢占いでは「高い目標」や「落ち着いて過ごせる」等の色々な意味を持っていて、特別な象徴を持つ存在として扱われている。
そして、幻獣の麒麟も「吉兆を呼ぶめでたい動物」として扱われていて、夢の中に現れると縁起がいいとも言われていた。
だから、幻獣の麒麟が夢に出てくると「めでたい夢」として扱われている事や、動物のキリンも夢占いで特別な象徴という事で、ワンピースの麒麟が夢具現の能力を持ってるのかもしれない。
麒麟が夢具現の能力なのはなぜまとめ
ワンピースでは、幻獣の麒麟が夢具現の能力を持ってたけど、その理由は織田信長の花押が由来になってるのかもしれない。
それにしても、幻獣の麒麟は雷を操るような能力がある印象だったけど、夢具現というのはかなり予想外だったと思う。
そして、麒麟の夢具現能力が織田信長の花押を由来としてるなら、そこからよくここまで発想を飛躍させることが出来たものだとも感じる。