君たちはどう生きるかで、夏子はなぜ塔に行ったのか、いくつか考察してみた。
君たちはどう生きるかで夏子はなぜ塔に行った:その1
眞人を塔の中に呼び寄せる為というのが、「君たちはどう生きるか」で、夏子がなぜ塔に行ったのかの理由になってるのかも。
「君たちはどう生きるか」の劇中では、「下の世界」はヒサコと夏子の大伯父によって作られた世界だった。
そして、大伯父は老いた事から、「下の世界」を継ぐ後継者を探していた。
さらに、後継者は「大伯父の血を引くもの」というのが、石との契約による条件。
だから、大伯父は血を引くものとして、眞人に継いで欲しいと「君たちはどう生きるか」の劇中で言ってた。
アオサギが眞人に接触して、塔の中へ連れて行こうとしていたのも、後継者を求める大叔父の指示に従っていたのだと思うし。
だから、眞人を呼び寄せるという目的で、大伯父かアオサギの力で夏子は塔に行ったのかもしれない。
君たちはどう生きるかで夏子はなぜ塔に行った:その2
眞人を守る為というのが、「君たちはどう生きるか」の劇中で、夏子がなぜ塔に行ったのかの理由になってるかもしれない。
夏子は劇中で、眞人に対して塔についての話をしていた事から、ある程度は塔の事について知ってた可能性がある。
眞人の頭の傷
まず、眞人が頭に傷を負ってベッドで寝ていた際に、アオサギが眞人の部屋の窓の近くに来ていた。
その後、夏子が眞人の部屋に入ってきて、アオサギが窓の近くにいた痕跡を発見してる。
だから、眞人も頭に傷を負った理由を話さない事から、夏子は「アオサギに襲われた」と考えた可能性もありそう。
池でのアオサギとの出来事
金曜よる9⃣時
宮﨑駿監督・スタジオジブリ最新作
『君たちはどう生きるか』
ノーカットで初放送!母を失った少年・眞人は、
疎開先の屋敷で出会った謎の青サギに導かれ、
もうひとつの世界に迷い込みます…。様々な人と出会い、
やがて世界の秘密を知ることに。 pic.twitter.com/EUeHx0DEIO— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) April 27, 2025
さらに、眞人がアオサギや池の鯉・カエルたちによって連れていかれそうになった際、夏子は矢を放って追い払っていた。
その後、夏子がベッドで寝ているときに眞人に対して、「こんな傷をつけてしまって申し訳ない」と謝っている。
なぜ、「眞人の傷の事を夏子が謝るのか」という理由を考えると、「自分達の血筋が原因で傷を負わせてしまった」と考えたのかもしれない。
塔の中にある産屋
眞人が塔の中に入った後、産屋で夏子と再会した際に、夏子は「なぜここに来た!」と言っていた。
さらに、「あんたなんか大っ嫌い」と言って、眞人を遠ざけようとしていた。
この時の夏子の行動については、「眞人を守りたい」という思いが存在してたから、遠ざけようとしていたのかもしれない。
子供を後継者にする
そして、塔の中にある産屋で子供を産もうとしていたのも、「眞人の代わりに生まれる子供を後継者にする為」という理由があったのかも。
前述の通り、大伯父は眞人を後継者にしようと考えていたし、夏子はそのせいで眞人が危険に晒されたと考えたかもしれない。
だから、生まれる子供を後継者にして眞人を守るために、夏子は塔に行った可能性がありそう。
同じく血を引くヒミを後継者にしようと考えない辺り、おそらく後継者は男子じゃないとダメなんだと思う。
そのため、夏子は「生まれる子供が男子なら、その子を後継者に」と考えるかもしれない。
大伯父なら生まれてくる子供の性別が、どっちか判別できたかもしれないし、実際に生まれたのは弟だった。
君たちはどう生きるかで夏子はなぜ塔に行った:その3
眞人がそう望んだというのも、「君たちがどう生きるか」で、夏子はなぜ塔に行ったのかの理由かもしれない。
「君たちがどう生きるか」では、眞人はご飯粒を取りに行った帰りに、森に入っていく夏子の姿を目撃している。
にも拘わらず、森に入っていく夏子をスルーして、矢を作っていた。
そして、屋敷に来ていた頃から眞人は夏子に対して、心を開いていない様子だった。
だから、眞人は心の奥底では「夏子がいない方がいい」と考えていたとしても、おかしくないんじゃないかと思う。
眞人がそう感じたことによって、無意識のうちにそんな力が働いたのか、夏子がそれを察して自ら選択したのかは分からない。
だけど、夏子が塔に行った理由として、少なからずそんな眞人の意識が影響していたのかもしれない。
君たちはどう生きるかで夏子はなぜ塔に行ったまとめ
「君たちはどう生きるか」の劇中において、夏子がなぜ塔に行ったのか、いくつか理由を考察してみた。
私も最初は、塔の中に眞人を呼び寄せる為に、大伯父やアオサギが力を働かせた可能性を考えた。
だけど、改めて「君たちはどう生きるか」での夏子の行動を見ていると、「眞人を守る為」というのも理由になっていたのかも。