メアリと魔女の花ってジブリっぽく見えるけど、ジブリじゃないの?
メアリと魔女の花はジブリじゃない?
メアリと魔女の花を制作したのはスタジオポノックなので、厳密にいえばメアリと魔女の花はジブリじゃない。
だけどスタジオポノックは、スタジオジブリで「かぐや姫の物語」等のプロデューサーをしていた西村義明氏が、ジブリ退社後に設立した会社だったりする。
【米林宏昌監督 最新作「メアリと魔女の花」】
米林宏昌監督待望の最新作、スタジオポノック第一回長編作品が、本日の記者会見で発表されました! 2017年《夏》公開。頑張ります!応援よろしくお願いします!maryflower.jp pic.twitter.com/npXADQ6JLD— ポノック【公式】@映画「屋根裏のラジャー」 (@StudioPonoc) December 15, 2016
そしてメアリと魔女の花で監督を務めた米林宏昌監督は、2014年末まで株式会社スタジオジブリに所属していて、「借りぐらしのアリエッティ」や「思い出のマーニー」を手掛けていた。
スタジオポノックは元ジブリのスタッフが立ち上げた制作会社だし、米林宏昌監督もかつてはジブリでアニメ映画を手掛けていたので、メアリと魔女の花はジブリじゃないのだけどジブリっぽく見えるという事。
メアリと魔女の花はジブリのパクリなのか?
メアリと魔女の花はジブリじゃないのだけど、米林宏昌監督はジブリでアニメ映画を手掛けていた。
さらにメアリと魔女の花には、スタジオジブリ作品に関わったスタッフが約8割参加していた作品だった。
ジブリ作品のスタッフが多く参加しているからジブリっぽくなってしまってるだけで、メアリと魔女の花はパクリというわけではない。
『#屋根裏のラジャー』STAFF✍
プロデューサー #西村義明#スタジオジブリ で「#かぐや姫の物語」「#思い出のマーニー」のプロデューサーを務め二度の #米アカデミー賞 にノミネート。ジブリ退社後、#スタジオポノック を設立し#米林宏昌 監督作品「#メアリと魔女の花」を発表。#studioponoc pic.twitter.com/Hu7qXfIFqm
— ポノック【公式】@映画「屋根裏のラジャー」 (@StudioPonoc) December 19, 2021
例えば、メアリと魔女の花で作画監督だった稲村武志氏は、ジブリ作品だと「ハウルの動く城」、「ゲド戦記」、「コクリコ坂から」等で作画監督を務める等ジブリ作品に多く携わっていた。
他にもメアリと魔女の花で映像演出だった奥井敦氏は、2023年現在もスタジオジブリに所属していて、「平成狸合戦ぽんぽこ」、「耳をすませば」、「もののけ姫」、「君たちはどう生きるか」等で撮影監督をしている。
米林宏昌監督をはじめとして、ジブリ作品に参加したスタッフが多く参加している上に、現在もスタジオジブリに所属してる奥井敦氏も関わっていた。
そうなれば、パクリじゃなくてもメアリと魔女の花がジブリじゃないのに似てしまうのも当然かと思う。
メアリと魔女の花はジブリなのか?
メアリと魔女の花はジブリなのかと言われたらジブリじゃないのだけど、スタジオポノックはかつてのジブリのスタッフが立ち上げてるから意識してる部分はありそう。
キャッチフレーズとして使われていた「魔女、ふたたび。」というのも、「再び」と使ってるあたりスタジオジブリ作品や魔女の宅急便を意識していそうだし。
\㊗受賞おめでとう🎊/
『#メアリと魔女の花』が、#日本アカデミー賞<優秀アニメーション作品賞>を受賞✨
2017年夏、大ヒットを記録した『メアリと魔女の花』3月20日(火)ブルーレイ&DVD発売!https://t.co/MRZe7R65Mj pic.twitter.com/rU5bs18Xqk
— ディズニー・スタジオ (@disneystudiojp) January 15, 2018
そしてメアリと魔女の花は、Blu-rayとDVDがジブリ作品と同様にウォルト・ディズニー・スタジオから発売されてるのも、それっぽく見える要素なのかも。
メアリと魔女の花はジブリじゃないまとめ
メアリと魔女の花は、かつてのジブリスタッフが立ち上げたスタジオポノックが制作したアニメ映画なので、ジブリじゃないんだけどジブリっぽい印象だった。
スタジオポノックが立ち上げられた経緯は、2014年末に宮崎駿監督の引退宣言によってスタジオジブリの制作部が解体されたからなので、ジブリの精神を残したい部分も当時はあったのかもしれない。