風立ちぬの劇中では
全国の気になっている皆様へ^o^これがシベリア(ヤ)というお菓子です!スポンジ生地やカステラにようかんを挟んだお菓子で、まだ売ってるんですよー☆ 宮崎駿監督長編引退作品「風立ちぬ」テレビ初放送中! #風立ちぬ #宮崎駿 #シベリア pic.twitter.com/yK7Q1DdIoP
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) 2015年2月20日
シベリア
と呼ばれるお菓子が登場していたけど、
風立ちぬのシベリアとは
どのようなお菓子になっているのだろうか?
風立ちぬのシベリアってどんなお菓子なのか?
風立ちぬに出てきたシベリアとは
どんなお菓子なのか調べてみたところ、
シベリアは
羊羹や小豆の餡子をカステラで挟んだ日本のお菓子
とのことであり
「シベリヤ」と表記されることもあるとのこと。
(餡子かと思っていたけど
あれは羊羹だったんだなと今にして思った。)
シベリアといえば
ロシアの土地の名前だけども、
別にロシアのシベリアで生まれたお菓子ではなく
日本で生まれたお菓子ってのがなんか意外。
ちなみに風立ちぬの舞台になってる昭和頃は
冷蔵庫の普及していない時代だったので
ひんやりとした食感と涼しげな名前から
子供達が食べたいお菓子No.1
だったと言われているね。
ただ、
どちらかといえば西日本よりも東日本のほうで
シベリアは広まっていた模様。
そして
近所のスーパーでシベリアを売ってないかと思って
ちょっと探してみたところ、
売っていたので購入してみたよ。
食感としては正直拙い感じになるとは思うけど、
羊羹のひんやりとした食感と
水分の少ないカステラの食感が
よく合わさっているように感じた。
風立ちぬのシベリアというお菓子の由来はなんだ?
風立ちぬにも登場したシベリアというお菓子は
別にロシアのお菓子でもないのに
シベリア
なんて名前になってるのかについては
いろいろと諸説が存在しているのだけど、
主に挙げられている諸説が
羊羹をシベリアの永久凍土に見立てた説
カステラの部分を氷原、
羊羹の部分をシベリア鉄道の線路に見立てた説
1918(大正7)年から始まったシベリア出兵にちなんだ説
日露戦争に従軍した菓子職人が考案した説
といったものになってるね。
それにしても、
一応ロシアと戦争をしていたにも関わらず
その後ロシアの地名をお菓子の名前にしたというのも
なんだか不思議な話のように思えるけども。
風立ちぬのシベリアのシーンの意味は?
そして、
風立ちぬでシベリアが登場したシーンは
二郎がシベリアを買った店の前にいた
子供に対してシベリアを差し出す
というシーンだったのだけど、
このシーンに込められた意味は
どのようなものなのかということについては
色々といわれてはいるのだけど、
まず1つが
二郎の性格を表すため
だといわれている。
二郎は幼少期に下級生が絡まれてた時や
菜穂子との出会いのときなど、
困った人を見ると助けようとする性格
だということが描写されていたし、
その後の本庄のセリフでも
「お前は、当然感謝されるだろうという気持ちで
シベリアを女の子に差し出したんだろう」
と言われているのを考えると、
二郎は助けようと思って
シベリアを差し出したのだろうと思われる。
ただそんな二郎の性格はシベリアのときは
いい方向にはいかなかったようだけど。
そしてもう1つの意味としては
矛盾
というものを突き詰める意味も込められているとされる。
二郎は夢のために飛行機を作ってるのだけど
その飛行機は軍の依頼によって作られたもので
飛行機を作るための資金は税金によって賄われている。
そして税金は国民から集めてるものだから
それによって国民は貧困に追い込まれてるということで
日本のため、国民のためを思って
軍は飛行機を作っているはずなのに、
飛行機を作るために国民は貧しくなってしまう
という矛盾を突き詰めるシーンこそが
風立ちぬのシベリアを差し出すシーンということ。
あの時期の本庄は「矛盾」という言葉を
よく口に出していたけども、
まさにそれを表しているシーンだということになる。
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風立ちぬのシベリアというお菓子まとめ
風立ちぬに登場したシベリアというお菓子については以上。
それにしても、
シベリアというお菓子が風立ちぬに出た時は
ロシアのお菓子かと思っていたけど
実は日本のお菓子というのは意外だと思ったし、
風立ちぬのシベリアのシーンは
話的にもかなり深い場面なのだと感じる。