思い出のマーニーのラストで
マーニーは杏奈の祖母だった
という事実が明らかになったけど、
結局のところ
杏奈がであったマーニーの正体は
幻想だったのかそれとも幽霊だったのか?
マーニーの正体は幻想だった?
杏奈が湿地帯で出会った
マーニーの正体として
最も予想が多いものとしては
杏奈が見た幻想だった
というもの。
最後の方で
小さい杏奈に対して祖母であるマーニーが
自分の昔の話を語っていた事からみるに、
無意識の中で覚えていた
祖母から聞いた話を元に
祖母の昔話を追体験していた
という事になる。
例えば、
前半の方のパーティーの部分は
かつての友人である
久子との思い出を追体験という事になるし、
(言及はされてないけど花売りの少女はおそらく
久子である可能性が高いと思われる。)
サイロでの出来事に関しても、
和彦との思い出を追体験したと考えられる。
だから、
サイロに向かう時などで
杏奈がいるにもかかわらず
マーニーが和彦に話しかける態度
を取ってる事に関しても、
杏奈が祖母から聞いた
久子と和彦の2人分の思い出を
杏奈一人に当てはめた事で、
追体験にズレが生じたということなんだろう。
いわば
杏奈が祖母が昔遊んでた女の子(久子)は
一緒にサイロに行っていないから、
うまく幻想を作る事が出来ずに
アンナが和彦に話しかけるそぶりをしてしまった
という事なのだろう。
そして途中から
マーニーが杏奈の前から消える事があるけど、
マーニーが消えるときは
祖母が杏奈に話してない部分
という事になる。
例えば
サイロのシーンで
杏奈を置いてマーニーが消えたのは、
祖母であるマーニーの昔話では
和彦がサイロにいたマーニーを
迎えてきてくれた
という事までは話していたけど、
「その後どうなったのか」
という部分までは話していなかった。
だから、
祖母の昔話を
追体験していると考えると、
迎えに来てその後どうなったかは
聞いていなかったので
上手く話を作り上げる事が出来ずに
マーニーが突然消えてしまった
という風に考えられる。
だから、
マーニーの正体は
祖母の昔話を元に
杏奈が作り上げた幻想である
という事になるし、
思い出のマーニーというのも
祖母の思い出から自分が生み出したマーニー
という事なのかもしれない。
マーニーの正体は幽霊である?
他にもマーニーの正体として
幽霊説
も存在している。
マーニーが杏奈の祖母である
という事を考えると、
杏奈がマーニーと初めて会ったときに
「自分を見た事があるのか」
と聞かれたときに
「しょっちゅう」
と答えたのを考えると、
祖母であるという事で
しょっちゅう会ってるというのも頷けるし、
マーニーが杏奈に対して
「今まで会ったどの女の子よりも好き」
と言ったのも、
杏奈が自分の孫であると考えると
納得のいく言葉のように思える。
更に最後にマーニーが
「自分はもう、ここからいなくならなきゃならない、
あなたにさよならしなければならない」
という事を言ってるのを見ると
まるでこの世から
去らなければならないように見える等、
幽霊のように感じる部分もある。
それに
お屋敷から離れられない
とも最初の方で言ってたし。
ただ、
もしマーニーが幽霊として
杏奈の前に現れてたのだとしたら、
杏奈に対して
未練があるという事になるだろうけど、
もしそうだとした場合
サイロのシーンで
杏奈を置いて消えてしまうというのは
不自然にも感じられてくる。
マーニーの正体はまとめ
結局のところ杏奈がであった
マーニーの正体は
劇中でははっきりとはしないけども、
本編やその他考察を見た感じだと
杏奈が追体験として作った幻想
というのが有力かと思われる。
ストーリーが明かされた後も
つくづく考えさせられる作品だと感じる。
ちなみにマーニー関係の記事として
他に下記の記事を書いている↓